S124 ロアアームボールジョイント交換
- sphd9469
- 2016年2月2日
- 読了時間: 2分
昨日の作業になりますが・・・本日ブログアップさせて頂きます。
奈良県より、ご入庫頂きましたS124 E280Tになります。
先回のご入庫の時に、ボールジョイントブーツ破れを発見しましたが、交換は後日という形でご納車をさせて頂きました。
それから数ヶ月経過しての再入庫となりました。
こちらの車両には、ボールジョイントのみ交換できるロアアームが装着されています。その場合はボールジョイントのみの交換で済みます。
後期型になりますと、ロアアームアッセンでの交換になりますので、ブーツ破れが無いかコマメに点検しないと、高額な修理になってしまいます。。。

ボールジョイントを交換するには、ここまで分解する必要があります。
画像で確認できると思いますが、ブーツがパックリと口開いているのが見えますね~

左右ともに口が開きグリスは無くなり、水や埃の浸入で錆の発生もしています。
一体式のロアアームでしたら完全にアウト!交換決定ですね^^;


SSTを使用して抜くのですが、ブーツが邪魔になるのでブーツを剥がした画像です。

画像のようなSST(特殊工具)を用いて交換します。
このSSTが無いと、ロアアームごと取外してプレスで抜いての交換です。そうなると工賃が嵩みます。

ボールジョイントを取外したところです。

新品のボールジョイントをSSTを使い挿入します。

左右ともに装着が完了しました。

あとは元通りに戻して、1Gをかけて増し締めして完成です。

続いて、ぺラシャフトのディスクジョイント(コンパニオンプレート)の交換です。

フロント側(ミッション側)のディスクジョイントです。

ご覧のとおり割れています。。。
ディスクジョイントが割れてきますと、ミッションのショックがダイレクトに出たりします。
ミッション→プロペラシャフト→デファレンシャルギア→ドライブシャフト→タイヤと、駆動力を繋げる重要な役割がありますので、点検は怠らないでくださいね。

色んな箇所にクラックが入っていますね・・・中から繊維が出てきています。


新品を装着して完了です。
これで不快なショックも和らいでくれること間違いなしです。

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